彼女との日々

24/24
前へ
/83ページ
次へ
家に帰って日記の書く準備をする。 一日、一日が深い日常になっていった。初めは日記を書くのに、時間がかかっていたけど、書く内容がありすぎて、一ページでは足らないほど書ける。 今日の出来事は、自分の気持ちも交えながら、夜の線香花火のことを書いた。 今までもあの風景が見える。 あの時の俺は、表面には出してはいなかったが、心臓がエアバックのように飛び出しそうだった。でもあんな近づいたのは初めてだ。 そんなことを思いながら、日記を書いていた彼だった。 亜美は家帰ると、椅子に座った。 その座る瞬間がなんだかちがかった。まるでどこかを痛がるように・・
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加