光のような努力と暗闇の中の雨

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家に着くと、俺はてるてる坊主を作り始めた。 顔をうまく書くのに時間がかかってしまったけど、自分なりにはうまくいった。 「明日晴れますように。」 自分の部屋の窓から吊した。その笑顔のてるてる坊主が明日は太陽を見せてくれる気がする。 明日は朝、遅刻しないように、俺は早くベットに横たわった。 彼女の家でもてるてる坊主は吊されていた。二つ仲良しに。 「やっぱ無理したかな。」 ベットに横たわった彼女が小さく呟いた。
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