光のような努力と暗闇の中の雨

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プリクラの落書きが終わって亜美が腕時計を見た。 「そろそろ時間だね。」 「そうだね!じゃ行こうか!」 「うん!」 二人は再び映画館へ向かい、指定の席へ座る。彼女は映画が始まる直前に話かけてきた。 「昌俊は前つき合った彼女とかで映画とか行ったことあるの?」 「ないよ。亜美が初めてだよ。」 「そっかぁ。あたしが初めてのことばかりでごめんね。」 「いいんだよ。俺は亜美が好きだからさ。」 話が区切りがつくと、映画の予告が始める。 そして電気がどんどん消えて映画が始まりを告げる。
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