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彼も信号を待っていると赤なのに歩道をわたっている幼い子供がいた。
向かいには車が迫っていた。
彼は迷わず子供を助けに行く。
助けに行く瞬間に彼の心の気持ちが聞こえる。
「これで死んでもこの子が助かればそれでいい。彼女にはすまないと思ってる。でもやっぱ見捨てられないんだ。・・・ごめんな。愛してる。
天国でよかったらまたつき合おうね。」
彼は子供を押し出して、代わりに車にはねられた。二人は救急車に乗せられた。
彼女も彼も病院に運ばれたが帰らぬ人となった。
はねられそうになった子供は無事だった。
こうして二人とも会えないままこの世界を去った。
彼が目を覚ますと草原が広がっていた。そして隣には彼女がいた。
二人は死んだことに気がつく。
悲しい気持ちもあったがこれで離れることは二度とない。待ち合わせとはちがうがまた二人は出会うことができた。
切ないようで切なくないような言葉では表せない映画だった。
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