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か、考え?考えって?
「取り敢えず今から行くところに一緒に付き合ってくれない?」
「え、いや、うん。別に何の用事もないからいいけど……」
どこに連れていかれるんだろ?
でも華山さんには何か考えがあるみたいだし、それにのるしかない!
――――
「はい、着いたわよ」
着いたのはただの普通のビル。特に変わったこともなく、豪華ということもなく。
「さっ。行くわよ」
華山さんは俺の疑問をよそに、車から降りて、さっさとビルの中に入っていった。
俺も慌ててついていく。
一体何なんだ?
エレベーターに乗り、四階で降りた。
そして、少し歩いた先にあるドアの前で華山さんは立ち止まる。
ん?何か書いてある。
有田プロダクション……?
何だ、有田プロダクションって。
華山さんはそのドアを開けた。
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