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マネージャーってあれだろ!?芸能人のスケジュール管理とかする人だろ!?
それに俺がなれと!?
大体、どこに芸能人がいるんだよ!
ん?そういえば……
「私のマネージャーって……」
「羽山くん。私のマネージャーにならない?」
「ちょ、ちょっと待って!華山さん、芸能人かなんかなの!?」
華山さんは困ったような笑みを浮かべた。
何かまずいことを聞いた?
「ん~……芸能人って程じゃないんだけど……。私、モデルやってるのよ」
「モデル!?」
モデルだと!?
クラスメートにモデルがいるだと!?
お隣りに座っていた生徒がモデルだと!?
「陽菜くん。何か理由があるのだろ?」
社長さんが華山さんに聞いた。
「羽山くん。あの封筒見せてもいい?」
華山さんが俺を見る。
別に封筒の中身を見られようと、俺の置かれた状況が変わるわけないし……。
「構わないけど……」
俺から封筒を受け取った華山さんは、それを社長に渡した。
社長が封筒の中身を見る。
今更だが、あの『ごめんちゃい』手紙はちょっと恥ずかしいんだけど……。
何で俺の親が書いた手紙で、俺が恥ずかしい目に会わなければならないんだ……。
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