新人マネージャー誕生

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たった二行しか書かれていない手紙を社長さんはすぐに読み終え、借用書にも目を通していた。 そういえば、借金抱えてるんだよなぁ……。 実感なさすぎて、すっかり忘れてたよ……。 「なるほど」 社長さんは手紙、借用書を再び封筒の中に入れ、机の上に置いた。 「羽山くん」 「は、はい!」 「私としては羽山くんがマネージャーをする意志があるならば、君を雇いたい」 えぇぇぇぇぇ! 職がない俺としては願ってもない話だけど、いいのか!? 「意志はありますけど、僕でいいんですか……?」 「マネージャーをしたことがないことを気にしてるのかね?そこは、大丈夫。徐々に慣れてくる。それに、陽菜くんとクラスメートなのだろう?その方が色々と都合がいいと思うからね」 「そう……ですか。分かりました。自分なりに頑張ってみます!マネージャーになります!」 正直不安はかなり残るけど、断る理由もないし。とりあえず働かないとどうにもならない。 バイトも見つからないし、頑張ってみるぞ! 頑張ればなんとかなるはず!
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