新人マネージャー誕生

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「ってちょっと待って下さい!」 色々とんとん拍子に都合よく決まっちゃってるけど、そんな上手くいくわけがない。 「何だね?」 「お……僕の事情理解しましたよね?なのにそんな僕がマネージャーでいいんですか!?」 借金5000万抱えて、しかもまだ高校生。それに今までバイトもしたことがない俺を、簡単にモデルのマネージャーにしていいのか、て話だ。 本人が何言ってんだとも思うけど、理由が知りたい。 もちろん、俺としては嬉しいし、やるからには頑張るけども。 「うん?さっき理由は言っただろう?もし、もっと知りたいと思うなら陽菜くんに聞いてみるといいんじゃないか?」 社長さんは華山さんを見る。 確かにそうだ。 友達にはなったけど、まだなったばかりだ。親密度は低いはず。 それに、仮に親密度が高かったとしても友達をマネージャーにするという発想は生まれにくいんじゃないか?
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