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「ということで今後の話をしたいのだが、ここではなく、あっちのソファーで話そうか。あっちの方が落ち着いて話せるだろう?」
社長は立ち上がると社長室を出る。
外でガタガタガタと慌てたような音が聞こえたけど、何だったんだろう?
社長室を出ると、そこには苦笑いをしている茜さんがいるだけだ。
少しおでこが赤いのは気のせいかな?
それよりも、何と言うか社長室にいた時よりも、気持ち的に少し楽になった……。
ソファーに座っている社長と対面する形で俺と華山さんは座る。
「高槻(タカツキ)くん。すまないが、コーヒーをいれてくれないかな?」
「は、は~い!分かりました~」
茜さんは、コーヒーの準備をし始める。
「では早速で悪いが、給料の話をしても構わないかな?」
「は、はい!」
きゅ、給料の話か……。
働いたことないから、給料の話とか初めてで、わくわくするんだけど、少し不安だな……。
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