星。

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静寂の夜空に咲き誇る星は、 魅力的で、 美しく。 僕の心を掴んで離さない。 明るく輝く星に、 思いを馳せ、 今日も星空を見上げる。 絶対に届かない、 絶対に触ることの出来ない、 遠く離れた星に恋い焦がれる。 僕が大好きなあの星は、 この距離だからこそ、 美しく、 優雅なのだ。 近付いてしまえば、 星の大きさに、 星の輝きに、 心奪われ、 同時に、 圧倒的な差を感じる。 自分のちっぽけさを感じてしまう。 それが分かっていながら、 夜空に咲き誇る星に、 恋い焦がれる。 届かない思いを内に秘めながら。 そして、今日も僕は。 夜空に咲き誇る星を見上げている。
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