一人目

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突然だが俺は動物が好きだ。 その中でも犬が一番好きだったりする。 だからさ‥ 生徒会のソファーですやすや眠る大型わんここと生徒会書記のことも、俺は気に入ってるわけ。 だって犬みてぇですごい可愛い。 思わず愛でたくなるくらいにね。 「ん、ぅ…」 「あ、ごめーん。起きちゃった?」 俺は頭を撫で撫でしていた手を止めた。 ごめんつい可愛いくってさ。 「‥おまえ…」 眠そうなのに、威嚇するように俺を見つける瞳がほんとに犬みたいで笑いそうになる。 「もーだからぁ、柚斗って呼んでって言ったじゃん」 「うざ…」 「がーん」 とりあえずはわんこから食べちゃおうかな。
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