1:Gとの出会い

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皆さん、ごきげんよう! 俺の名前は小林優人(コバヤシ ユウト)。優しい人って書くのに、友達から「全然ちげーよw」とよく言われるのが最近の悩み。ピッチピチの16歳の男の子でーす。 まあ、誰に対してやっているのかよくわからん自己紹介は置いといて。 今、俺は何をしてるでしょーか。答え.卒業式 え、答えが早いって?まあ、そんなに引っ張ることではないからいいでしょw そういうことで、卒業式なう。 まあ、俺が卒業するわけではないけどな。 この学校、一学年に300人ぐらいいるマンモス校でさ。そんでもって一人一人に手渡しで卒業証書渡すもんだから、時間がかかって、暇すぎてたまらんよ。 あー、暇だ。暇だよ。お母さぁぁあーん、助けてー(笑) 寝ようかとも思ったけど、横の教員席からビシバシと視線が…なんで、1番端っこなんだよ。やってらんねぇ。 後ろの方で我がクラス担任の田中(38)が寝てやがる。学年主任がなにしてんだよ。だからバツイチなんだよ、チクショー。 …ようやく最後のクラスか。長かった。よくお尻がもったものだな。よく頑張ったな、myヒップ。 それにしても、今日はいい天気だな。体育館の窓からでもわかるくらい日の光が照ってる。外で昼寝したら気持ち良さそうだ。 そうだな、帰りに公園で昼寝して帰ろう。ちょっとくらいなら風邪もひかんだろう。
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