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『時間通りだな(笑)』
奥の部屋には昨日会った黒木が椅子に座って待っていた。
『まぁ、そこのソファーに座って…あっお前例の物持ってきたか?』
例の物…?
もしかしてこの事かな?
僕は来る前に買っておいたパックのイチゴミルクと昆布茶を黒木の前の机に置いた。
『おぅ~これこれ!俺のイチゴミルクは缶の方が好きだが…まぁ良しとしよう(笑)』
黒木はそう言い、入り口にいたお婆さんを呼び寄せた。
『梅さぁ~ん。ダーリンが昆布茶買ってきてくれたぞぅ~(笑)』
梅さんと言うお婆さんはダッシュで部屋に入ってきて昆布茶を握りしめながら僕を見た。
ゾクッ…
梅さんと言うお婆さんの目は…ハート型だった。
『サンクス…ダーリン。』
そう言うと、先ほどのダッシュよりも更に倍の速さで入り口に戻っていった。
なんか怖いな…。
背中からは少し汗が流れていた。
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