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『今のお前は新しく生まれ変わったかもしれない。友達の力でな…でも、お前はもっと世の中を見た方が良い。』
『世の中…』
『暫くは俺の側にいろ。大学を卒業するまでの間に本当の道が見つかるはずだ。』
黒木はそうゆうとタバコに火をつけ話を終えた。
僕の道…
会社の内定が取り消された今、自分の目標は確かに無い。
でも…
それよりも…
僕は黒木が、黒木の仕事が気になって仕方がなかった。
部屋はただ、時計の針が音を刻む…
自分の感情に従おう…
『……宜しくお願いします。』
気付くと僕は黒木に頭を下げていた。
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