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《君は姫に選ばれた。》
「……………」
言葉もでなかった。
「姫?なにそれ?」
携帯をベッドへ放り投げ、肩を抱く。
「気持ち悪い…」
不意に机のほうに目を向けると、見覚えのないペンと箱があった。
「なにこれ…」
近寄りペンに手をのばす。
「羽ペン?しかも紫って…」
するといきなりペンから紫色の光が溢れ出した。
「うわっ!」
とっさに手を離す。
すると光はやんだ。
「…………非現実的すぎる。」
ペンにもう一度触れる。
「……ひかんない…」
次に箱を持つ。
振ってみてもなにもないみたいだ。
「棺みたいだな…」
そうして箱の蓋を開ける。
中には箱の形ぴったりのカードが入っていた。
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