第1犯━自信

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僕は寝相が悪いせいか、はだけにはだけたお気に入りの寝間着(ジャージ)を引きずりながら、隣のまだ中でぐっすり寝てるであろう妹の部屋を通り横切って一階にある風呂場にむかった。 何故か緊張する。 ただいつものように風呂に入るだけなのに緊張する。 夜行う動作を朝するだけなのに…。 「大丈夫だ!冷蔵庫を確認したがしっかり昨日の夜からキンキンに冷やされたビン牛乳も顕在してた。」 この時の為に昨日の夜、汗を流しながらビン牛乳を探しまわったじゃないか! 理由は簡単、僕の中では朝シャン=腰に手をあてビン牛乳だからだ。 「よし行こう!いざ尋常に未体験ゾーンへ!!」 『ガチャッ!』 僕は風呂場につながる脱衣場の扉をいつもの三倍は勢いよくひいた。
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