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「はー!朝シャンとやらはなかなか気持ちよかった!」
さて、お待ちかねプライベートミルクタイムだ!
『ガシャコ』
僕はまだ髪の毛を湿らせたまま冷蔵庫を開けた。
「こ、これは!?千尋?」
だが、そこにはなかった…
さっきまでキンキンに冷えてたはずのビン・牛乳が!
まるで神隠し!まるで千と○○の神隠し!!
「いったいなぜ?!…まさか!」
僕は急いで下着姿でソファーに腰掛けながら頭に『?』マークをだしながら不馴れにニュースを見ている妹に問いかけた。
「ゆい、兄ちゃんのキンキンに冷えたビン牛乳しらないか?」
「う、うん!しらないよ」
妹はまだ若くて生えてもいないはず。
いや、生えるはずのない白いヒゲを左右両方の口元につけながら何気なく答えた。
いくらなんでめ無理がある!
「そうか…残念。あと聞きたいんだが美味しかったか?牛乳は?」
「うん!とっても冷えてて、濃厚だったよ!…っあ!」
兄ながら思うこの娘は本当にバカだなと…。
「ゆ、許してくだせぇー!つ、つい出来心でやってしまいやした!!あっし、朝シャンとはキンキンに冷えたビン牛乳と思ってやして…めんぼくねぇ~」
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