ﾍﾝﾃﾞﾙとｸﾞﾚｰﾃﾙ…?

__琴音side__

琴『うっ…』

…⁉⁉

なにも見えない…
なにも聞こえない…

ただわかるのは、床が冷たい。
手が縛られてる。。。

狭い…

感覚がないよ…

琴『お兄ちゃん…?』

シーン…

琴音の声しか響かない。

怖いくらいの静寂…

琴『お…にいちゃ…』

『うるっさいなぁ…』

ビクッ…

琴『…え??』

『うるさいよ』

ベリッ…

うるさいといいながら
琴音の目隠しをとってくれた。

琴『あ…ありがとう』

『私は魅音。あんたは』

琴『琴音…』

魅『ん。よろしく』

琴『ここ…どこ？』

魅『あ?あいつの城だよ』
琴『あいつ…?』

魅『魔…』

がちゃっ…

魔『あら、楽しそうね?』
魅『…』

琴『…お兄ちゃんは?』

魔『いるわよ?』

琴『逢わせてっ‼』

魔『嫌。』

琴『っなんで？』

魔『そしたらたのしくないもの。ねぇ魅音?』

魅『…。』

魔『答えなさい?』

魅『…』

魔『こたえろってゆってんの‼』

バシッ!!!

琴『⁉』

ドサッ…

魔『なぁに?そのかお。』
魅『…』

魅音の髪をわしづかみにし、持ち上げ顔をみる。