第二章

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「たっ…ただいまぁ!!」  私は笑ってふざけて言ってみた。 「日和っ!!今何時だと思ってるの!!連絡もないから心配したじゃないっ!!」  お母さんは今でも泣きそうな声で言ってきたため、そんな心配する事ないじゃんって少し思ったけど申し訳ない気持ちがもっと込み上げてきた。 「…ごめんなさい。」  私は本当にそう思い、目を伏せて謝った。 「柊斗君に電話しなきゃね…。帰ってきたって。」  ……え?? 「どうして?私が帰って来ないこと柊ちゃんに言ったの?」 「言ったわよ」  …嘘でしょ!?
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