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「…より…日和!!」
「ん…。…柊ちゃん…?」
ゆっくりとめを開けた。視界がぼやけてよくみえないけど聞き覚えがある声。
「時間見ろ。時間。」
「え…?何よ…っあぁ!!」
飛び起きた。
……7時50分………。
今日は高校の入学式。つまり私が高校一年生になる日。
家から高校まで30分以上は、かかる。入学式は8時半からだ。
…遅刻する…。
「何でもっと早く起こしてくれなかったの!?」
「あらっ。柊斗君7時から日和のこと起こしてたわよ。はい。柊斗君!」
お母さんは柊ちゃんにあったかい紅茶を出した。
「ありがとうございます。」
相変わらず礼儀正しいんだから…。
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