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「では。僕は早く寮に行きたいんで。」
「まて、緋咲。」
「・・・何故僕の名前を?」
「俺はプロデュエルを見るのが趣味でな。お前のことも知っるさ。」
「余り有名じゃない僕のことを知ってるとは。なかなか通ですね。」
「去年お前が引退する前、お前は決闘王デュエルキング とデュエルしたはずだ。」
「あの話は出回ってないはずだけど。」
「ああ、テレビ中継されてないしな。」
「確かに決闘王とデュエルしたさ。それがどうした?」
「俺の推測だが、お前は決闘王とデュエルした翌日に引退を発表した。そうだろ?」
「本当に詳しいですね。」
「お前はあのデュエルでなにを感じた?お前は頂上で何を見た?」
燕は旭に背を向け歩き出す。
「おい、待て。」
「何も見てませんよ。ただ僕みたいな若造にプロはまだ早かったというだけのことですよ。」
燕はそう呟いて去っていった。
end,
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