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こんな風の冷たい季節に多分俯いて歩いてるね
風に頬が冷やされて急いで歩く家路は
幼かった私は何を欲しがっていたのか…なんて思わせる
楽になるのは何より簡単 だけどそれじゃあこれまで生きてきた自分の時間が泡のように消えてしまう
笑い苦しみながら歩いた時間はそんなものじゃない
強く否定はできるのに今にも崩れてしまいそうで
雪が私に止まる またこの季節がきてしまったのだと無力感だけが募る
誰かの為に何かをしたいと思った訳じゃない
ただ…自分の体を抱いて温めていただけ
綺麗事など語るつもりはない
毎日見るNewSも本当は他人ごとで
oasis 休める場所をずっと探してた気がする
だけどあなたが探してる楽園はどこかに用意されたものじゃない
oasis それはこの先の未来に自分の手で自分色に作ってくもの
だから光の差さない道をいくら彷徨い歩いても見つかるはずもない
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