予期せぬ事件

1/1

97人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ

予期せぬ事件

「はぁ~総司さんのお父さんに、あんな事を言っちゃった・・・でも言った事は本心だし!って仕事に行かなくちゃ!!」 昼休み・・・ 外に食べに行こうと思った時 「望月さん1番に電話入ってますよ。」 「お電話かわりました、望月です。」 「外で待っている、早退して降りて来い!来なければ・・・分かっているな?」  そう言い残して電話は切れた また総司さんの、お父さんが関わっているのだろうか・・・   不信に思いながらも外に出てみると、見慣れない車の窓から男性が私を呼んでいた。 車に近付いていったら扉が開き、ものすごい力で中に引っ張られ私は眠らされてしまったのだ・・・ 痛みで目を覚ました。 目の前に血相を変えて立っていたのは、総司さんのお義母さんだった。 「総司の大切な者を傷付ければ、アイツだって降りるに違いない」 死なない程度にいたぶっていいですかねぇ どうしよう・・・ このままだと殺されて、あの人の思い通りにしかならない・・・ 「総司さんは、そんなの何も望んでなんかいない!だから、こんなことをしたって、総司さんの気持ちなんか変わらない」 「それは分からないでしょ!やってみないと・・・何をしてるの?早くやってしまいなさい!!」 キャッ・・・やめて・・・ 意識が遠のいていく・・・ ん?どこかでサイレンの音がしてる・・・ 総司さん・・ごめんね・・・                                                                                
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

97人が本棚に入れています
本棚に追加