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家に帰るなり私の部屋に来て口を開いた…
「何で男の前で泣いた!?」
「それは…」
総司さんの事っでて言っても大丈夫なのかな?
「俺以外の男の前で泣くな!お前の泣き顔はそそる…だから泣くなら俺の前で泣け!」
「あとパーティーの時の俺に対する気持ちはダメだ!俺の事を、本気で好きになれ!俺の事を好きで好きでたまらないくらいになれ!」
「総司さんも、私の事を本気で好きになってくれるんですか?」
「俺は好きにならない」
ズキッ!!
また胸の奥が痛い…
「何で、私には本気で好きになれって言うのに総司さんは好きになってくれないんですか?そんなのズルいです…」
「総司さんは人前では夫婦と見せ付けるようにキスしてくれるけど、二人の時は絶対にしてくれないし、隣にもいてくれない!」
言いながら涙が溢れてくるのが分かった…
総司さんは何も言わずに私を抱き締めてた、今までにないくらい強い力で
「お前の事が嫌いなわけじゃないし、好きにならないんじゃない…好きになれないんだ…俺は女を信じてないんだ」
「なら契約だって……私じゃなくてもいいんじゃ…」
総司さんは私の言葉を奪った…
「お前がよかったんだ…だから、もう泣くな…」
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