私とお化系とのマジバトル

看護学生時代

～食堂～

私のいる寮は二階だてで風呂、トイレ、食堂は共同になっています。

風呂は一階、食堂は二階、トイレは一階と二階に二ヵ所ずつ設置されていました。

食堂はおばちゃんが毎日きてご飯を作ってくれます。

バイキング風に自分で料理をとり、沢山ある四人掛けの机に適当に座って食事をとります。

普段は特に変わったことはないのですが夜中になるとお化けがでると噂がありました。

私は怖がりなので消灯の23時を過ぎたら食堂へは近づかないようにしていました。

しかし夜中にいかざるおえない日がきてしまいました。

翌日実習がある時はお弁当の準備をするのですが、冷凍食品とご飯をお弁当につめる作業を食堂でするのが普通になっていました。

0時頃になっても実習の時期は学生が何人か食堂にいるのですが深夜1時を過ぎて行ったためか誰もいません。

静か過ぎて耳が痛くなる感じを自分の足音でごまかしながらお弁当を手早く作りました。

結局誰も来なかったので早々に済ませ足早に電気を消し、扉を閉めると閉まる直前赤い靴をはいてる小さい足が見えました。

一瞬固まりましたが気にしてはいけないと言い聞かせ自分の部屋に逃げ込みました。

ついてくる気配はなかったのですが、昼夜関係なく食堂前を通ると時々服の裾を引っ張る感じがするようになりました。