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～デートなのに～
ある日私は憧れてた人に告白し、彼とよく食事にいくようになりました。
私は車をもっていなかったので彼の車で近くの海へドライブに行きました。
海といっても船着き場なので砂浜などはなく、日中は釣り人がよくいるところでした。
外は真っ暗でしたが同じように車できている人は何人かいました。
彼と話をしていると後ろの方で「ゴン」と鈍い音がしました。
振り返ると通常は海なはずな場所を車がライトをつけたまま走っています。
二人ともあれっ？と見ているとその車が急にガクンと前に傾きはじめ、ゆっくりライトが下を向きながら消えていくのが見えました。
ゴンという音は海に落ちないように設置されている縁石を乗り越える音だったことを悟りました。
つまり俗にいう飛び込み自殺の瞬間を目撃してしまったのですね。
動揺を隠せないままとりあえず警察へ連絡し状況を報告しました。
３０分程経過し、ようやく警察到着。遅いよ…
寮は夜の22時が門限だったので事情聴取される前に帰ることにしました。
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