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「知ってるか? 今度の司令官、生産性を30パーセントはアップするって、地球側に大見得をきったらしい」
正気の沙汰じゃない。インドラの数は今だってギリギリのラインなのだ。全滅すればレアメタルのヴァジュラは失われる。
そういえば今日のDタイムも、タイミングがやけに早かったし、回数も多かった。
「馬鹿野郎だと思っていたが、そこまでだったか」
「自分の足を切り落とそうってんだろ? 口ばかり達者で、目の前が見えないんだろうな。くそ不味いビールだ」
そのわりに、一息でバーツはビールを飲み干してしまっていた。
「お代わりだ」
給仕のロボを呼び寄せたバーツは、空になったジョッキを渡すと、あちこちガタのきているオンボロの給仕ロボットは、不愉快な軋み音と共に新しいビールを取りに行く。
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