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隣同士の2人は、両親達が仲がよかった事もあって、こうして徒歩10分の公立高校に歩いて通っている。
しかも、誕生日が1日違いで向日葵が先。
同じ病院でほぼ同時に産声を上げたのに、午前零時前に産まれた向日葵と、午前零時過ぎに産まれた一輝は1日違い。
自分が1日年下なのを、ずっと気にしている一輝だった。
「そうだ、かずくん進路希望出した?」
「まだだけど…。」
「なりたいものとか無いの?。」
そういえば、いつも一緒に居るのに、将来の夢みたいな話はしたこと無かった。
「あるよ。絶対に有名な写真家になる。写真展とか開いたりするんだ。」
「へぇ、すごい夢だね。写真展開いたら1番に行くよ。」
「おぅ、その時は招待状送ってやるよ。」
「うん、待ってる。」
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