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一輝の引越しの当日、朝早くから引越しのトラックに忙しなく荷物が詰められていく。
一輝は、終業式の日から全く顔を見せない向日葵を気にしながらも、自分の荷物を運び出す。
「ずっと一緒に居られると思ってたのに…。残念だわ。」
「主人の転勤が急に決まっちゃって…。」
2人の母親も、未だに納得出来ていないらしく、うっすら涙を浮かべて別れを惜しんでいた。
すぐに荷物も積み終わり、トラックだけが先に出発した。
それでもまだ、向日葵は顔を見せない。
「向日葵、怒ってますよね。」
やっぱり最後に顔が見たかった一輝だったが、向日葵の部屋はカーテンが掛けられたまま、中の様子はわからない。
「それがね、向日葵昨日も今日も朝早くから出かけてしまって…。」
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