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「え?あ、壱さん!!」
疾「…誰?このイケメン」
「この町の花屋の壱さんだよ。壱さん、僕の友達の浪と疾風君だよ」
壱「友達…ね。よろしくね」
疾「よろしくです。あの…いきなりなんですが、この町に女の人がいないって本当なんですか?」
壱「本当だよ」
疾「なんでかわかります?」
壱「柚木君を害虫から守るためだよ」
疾「…は?」
壱「あぁ…そっか君たちは知らないんだね。この町を創った人が柚木君のお父さんでね、柚木君のためだけにここを創ったんだ」
疾「ありえない…」
「…知らなかった。だから皆、僕に優しかったのかな?」
壱「そうじゃないよ。皆、柚木君が大好きだから優しくしてるんだよ」
「本当?」
本当だったら凄く嬉しいな
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