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寒空が続く真冬の侯。
湯川は、帝都大学理学部物理学科第13研究室で休憩をとっていた。
湯川「…」
栗林「…」
湯川「…」
栗林「…いい加減、答えて下さいよ~😖」
湯川「僕はそのつもりでいますよ?」
栗林「なんでしないんですか?」
湯川「まだその時期ではないですから」
栗林「それ、どういう意味ですか?」
湯川「さぁ?」
湯川と内海が付き合い始めて早4年。
相変わらずといった調子でやっていた。
湯川は4年前と変わらず物理学科の准教授になっており、内海はというと、警視庁捜査二課の課長を勤める程になっていた。
内海「遅れてすいません💦」
湯川「いや、構わない。君も随分忙しいだろうし。それより…」
湯川は内海の方へ寄り、不意に口づけを落とした。
内海「ん…///…///」
最近はこれが当たり前になっているようで、内海も慣れていたらしかった。
湯川「…あまり可愛い顔はしないでくれ//僕の理性が崩れてしまう///」
内海「!!////」
栗林「…」
湯川「内海君…その…明後日あたり、空いているかい?」
内海「明後日…ですか。えーと…」
内海はカバンからスケジュール帳を取り出すと早速広げた。
内海「はい、今のところは」
湯川「そうか」
湯川は満足そうに頷くとニッコリと笑みを浮かべ内海に向かって言った。
湯川「その日君に、大事な話がある」
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