*゚゚*王様ゲーム*゚゚*

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  「しょうがねぇな」 と言う左之さんの呆れた声を聞いて、あたしはそれをみんなの肯定と受け取る。 「はぁ、まったく、仕方ないな」 沖田さんは、そんな風に言いながらも、なんだかワクワクして見えた。 「よし!…じゃあねぇ、まず…ル…やり方は……」 ルールと言おうとして、あたしは慌ててやり方と言い直す。 みんなの視線が、あたしに集中する。 「うーんとね、とりあえず“王様の命令は、絶対に断る事ができないの。”」 とりあえず一番の決まりを言って、あたしは「それと~」と続けた。 「…命令」 そう、小さくあたしの言葉を繰り返す斎藤さんが、なんだか可愛い。 「そ。…命令。けど、命令は名前じゃなく、この割り箸に書いてある番号で指名するの」  
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