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──決めた!
そう唐突ながらも決めたのだ、水野川高校三年、中沢悠斗は学校の帰宅途中に涙しながら決めたのだった。
何をと、言われれば──
──世界征服を成功させ地球を滅亡させる──
と言えば正確だろう。
何故こんな突拍子もないことを決めたかと言うと、これは小さい時からの夢であって決してつい先ほど告白してそこで即行で断られた訳だからではない、決してない。
まぁ、俺の諸事情は置いといて取り合えず
本当にこの世界には面白いものがなければ楽しいものもない。
歪んだものや歪なものや捩曲がったものが多過ぎる。
何一つ思い通りに進まないし何一つ考えた順に流れない。
無いならつくればいい。
いらないなら壊せばいい。
為らないなら操ればいい。
結論として世界征服と地球滅亡となった訳だ。
──そう決して失恋の反動ではない。
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