幻想入り

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紫「それで?行くの行かないの?」 蟆鬼「行くに決まっておろう。」 紫「それじゃあ、早速……」 蟆鬼「ああ、少し待ってくれんか。持って行きたいものがあるのでな。」 紫「早くしなさいよ……」 蟆鬼は部屋の奥え行き、とても長い刀を持ってきた。 蟆鬼「待たせたの…」 紫「やっぱり、持って行くのね。」 蟆鬼「まぁ、大事な刀じゃからな。」 紫「そ。では、幻想郷へ……ご案内。」 蟆鬼「んなっ!?なんじゃとぉぉぉ!!」 蟆鬼は足元に開いたスキマに落ちていった。 ところで、紫さん。 紫「何かしら?」 何処に落としたんですか? 紫「地底よ。」 良いんですか? 彼処は、鬼の他にも色々いますよ。 紫「蟆鬼は牛鬼。そんなにヤワじゃないわ。」 戦った事が? 紫「200年前にね。力だけなら、かなりの物よ。」 なら、平気ですね。 紫「そういう事。私も帰るわ。」 分かりました。 お疲れ様です。 という訳で、牛鬼…… 淵牛 蟆鬼が幻想入りしました。
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