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「キタネェなビビるくらいなら来るんじゃねぇよ!」
少年は失禁している少年を軽く押した
自分の作った水溜まりに尻餅を搗く、
少年は初めて、自分が息をしていなかった事に気が付く
「ひぃっ…うわぁぁあ!!」
蛇に睨まれた蛙の様に動けなかった少年は自分達が痛めつけたはずの少年の目から自分の姿が消えた瞬間
自分の出せる最大の音量で叫び、走り去って行った
「なんだ?尻尾巻いて逃げやがったおもしれー」
それを見て少年は笑う
十人以上の敵の真ん中で、
先程、自分を幾度も殴った者達の目の前で、
少年はただ、笑っていた…
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