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「私なんてもう何年もメールしてなかったよ。」
今更ながら後悔していた。
「んっ?」
末送信のメールがあるのに気づいた私。
それは私宛だった。
「誕生日のカードありがとう。ビックリしたが、うれしかったよ。朝は悪かった。男も女も関係なく、仕事の付き合いはあるよな。部下の事は理解してあげてるのに、娘になるとただの父親になるんだよ。嫁に行きたくなかったら行かなくてもいいからな。俺の、俺達の娘でいてくれよ。まぁこれが本音だ。でもお前を大切にしてくれる人が現れるといいなと思ったりもする。幸せなら、お前が幸せならいい。」
思わず声をあげて泣いてしまいそうになり、慌てて口をふさいだ。
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