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シ
カ
ト
?
お名前は、ないと。
じゃあ、鬼さんでええか。
「鬼さん、ここでなにしてんの? 」
返事こず。
さっきから喋らないわねぇ。
人のお話きくのはいいですよ。でもね、返事が返ってこないのは悲しいよ。
まー、いいや。
細かいことは、気にしないことが大事。
「しっかし、何にもないねぇ」
(ここは、あなたの中)
は?
ん?
え?
(私は、あなた)
えーっと、もしかして。もしかすると。
「ルミネ?」
(うん。どうも、初めまして)
あー、転生者として私がルミネという器に入ったから、本当のルミネは閉じ込められたわけか。
あいやー。
神様しっかりしてよー。
「あの、ごめんなさい。あなたをこんなところに追いやって」
(あら?別に文句なんてないわ。私、こっちのほうが楽だから。それに、ここ何も無いようにみえるでしょ?でも、私には、沢山モノが詰まってる。だから、心配しないで。たまに、ここに来てるれると私も楽しいし、嬉しい。
………そろそろ、時間だからまたね。静ちゃん)
「時間?あ、うん。またね、ルミネちゃん」
次に目が覚めたときは、早朝でした。って言っても真っ暗。
うん、清々しくはない。
魔界ですから。
でもね、なんでバトーお姉さんじゃないな。お兄さんになってる状態で私のベッドにいるの?
「んー。ん、ルミネちゃんおはよ。俺、まだ寝る……」
「あ、はい」
びっくりし過ぎて敬語しか出ない。
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