運命的な出会い

6/6
前へ
/8ページ
次へ
もしかしなくても… (そして願いながらこう叫ぶのです…) やっぱりこれって―! (さあ!!!!) ・・ カメ●メ波ーーー! ドラゴソボウルだああああ!!! 亀繋がりかー! チュドーン★! しかもなんか手の先から何か出た…! ニュルッとしたものが…。 (さぁ、これであなたの願いはかなえられました。周りをごらんなさい) え、今ので大丈夫だったのか? 俺は不安になりながらも辺りを見回してみる。 やーい、やーい、 つんつーん! うわいたよ苛められてる亀が! しかも俺に塩水洗眼薦めたおっさん亀。 子供たちに木の枝でつんつんされてる中年太りのおっさん亀か、 絵面的にキモいから無視して…「待って素通りしないで!」 うわあ向こうから絡んできた無駄にうざい。 とりあえずこいつは俺が呼び覚ましてしまったものとして 子供たちに飴ちゃんをあげて他所へやった。 俺ってばやさしーお兄ちゃん! 「ねーママー、あの人飴ちゃんくれたよー」 「ダメよ他人から食べ物もらっちゃ。ばっちいからポイしなさい!」 やさしーお兄ちゃんは静かに泣いた。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加