こんにちわ

4/6
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
あれから何時間たっただろうか.... 泣き疲れた私はベンチにもたれかかり少し上を向いた。 こうしてると落ち着くなぁ 私は瞳を閉じた。 ―――ポツ...―――。 あ....。 額に一滴のしずくがたれた 『空も...泣いてるの?』 『えっ?』 突然、隣から声がした。 私は閉じていた瞳を開け声の方向へと顔を向ける。 そこには どことなく悲しいブルーの瞳をした綺麗な男の子が立っていた。 『あの....?』 立ったまま私の瞳をジット見つめる綺麗な瞳 長い沈黙が続いた... 『俺の名前..』 ようやく口を開いたと思ったら出てきた言葉は 『なま...え?』 俺の名前? 意味が分からない... 私は、しばらく考えた とゆうよりも 考える振りをした。 めんどくさかったから 『そらって』 『空?』 『俺の名前、空羅っていうんだ』 そこでようやく理解できた。 『あぁ...』 私は、人差し指を指し空に向けた。 『私が言ったのは、こっちの空』 『なぁんだ、すっげぇーびっくりした』 すこし微笑した顔 変な空気のまま 空羅は私の隣に座った。 そして、色々な事をたくさん話した。 いつの間にか雨もやんでいた....
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!