序章~少年決闘者~

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奥に進んでいくと、大きく開けた場所に出る。 真ん中には白い枠で囲まれたデュエル場があった。 「ルールは今日の大会のルールに乗っ取り、LP4000のシングルデュエルだ。」 テンチョーはデュエル場の右端に立ち、デュエルディスクにデッキを入れる。 すると、ディスクに装着されたカードが自動でシャッフルされた。 鉄哉もデュエル場の左端に降りていき、デュエルディスクを構える。 鉄哉のカードも自動でシャッフルされ、両者のLPが表示される。 「準備できたな。手加減はしない。本気でいくぞ!!」 「望むところです!」 「「デュエル!!」」 二人はディスクに装着されたデッキの上から、五枚のカードを引き抜く。 「先攻はお前にやろう。」 テンチョーは腕を組み、鉄哉に先攻を譲る。 「いきます!ドロー!」 鉄哉はデッキの一番上からカードを一枚引き抜いた。 「手札からスクラップビーストを攻撃表示で召喚です!!」 鉄哉は手札からカードを一枚引き抜くと、ディスクの上に表側でカードを置く。 その瞬間に、目の前に機械のような犬のホログラフィックが飛び出した。 スクラップビースト ATK 1600 「僕はカードを一枚セットしてターンエンドです。」 さらに鉄哉は手札からカードを一枚引き抜き、ディスクに空いている穴にカードを差し込んだ。 その瞬間、場に裏側の大きなカードが出現し、消えていった。 テンチョー 4000 5枚 ――――― ――――― ――△―― ――■―― 鉄哉 4000 4枚
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