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「無理です!!」
「でもこいつが君がいい言うてんねんやんかぁ」
「わん!」
そんな2人して言われても困る‥
「そんなん知りませんし、僕よりいい人なんて他にいくらでもいますやんか」
「あー、それがこいつの種類って特殊で自分で飼い主決めよんねん。」
「でも‥」
「決めたら死ぬまでそいつ以外には飼われん。君がこいつ引き取らんのやったら殺処分しなあかん」
「そんなん‥‥絶対僕やないといけません?」
「うん」
「‥はぁ、わかりました」
‥だって僕が飼わな殺されちゃうんやろ?
そんなん可哀想やし、これから罪悪感と一緒に生きるなんて嫌やもん。
「ただよかったな~」
「わん!」
「ヒナ、大事なこと言うの忘れてる」
奥のほうでゲームをしてる色白の人が一瞬こっちを向いて八重歯の人に話しかけた
「お、そうやそうや。名前はただ。そこらへんにおる犬とはちょっと違うから世話と躾がんばってな。言葉も教えたら話せるわ」
「はい、わかりました。」
ようわからんこと言うてはるけどなんとかなるやろ!
‥考えんの疲れたわ。←
「ほなよろしく。ただいい子にすんねんで」
「わん!」
「なんかあったらここ来たらええから」
「わかりました。」
ただにリードを着けて店を出た。
僕の歩くペースに合わせて隣にぴったりくっついてる。
これやったらあんまり躾とか大変ちゃうかも
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