(黄)緑×青

2/8

639人が本棚に入れています
本棚に追加
/68ページ
なぁ、おーくら?僕もう限界やわ。 僕ね、ちょっと前からおーくらが亮と浮気してんの知ってるん。 こないだの記念日、僕とのデートすっぽかして亮と出かけてたとか、僕の誘い無視して亮ん家に3日ぐらい泊まってたとか。 最近じゃ、今まで僕の場所やったおーくらの隣も亮やもんな。 確かに亮は魅力あるしかっこいいし色気もある、僕が亮に勝てるところは1つもない。 ‥もう、あかんのかな? 「やす?」 「ん、なに?」 今、渋やんと2人で撮影の休憩中やねん。 ちょっとぼーっとしちゃってたからか、渋やんが心配そうに顔を覗きこんできた。 「お前いけるか?顔色悪いぞ」 「大丈夫大丈夫!」 「…大倉やろ?」 渋やんは僕とおーくらが付き合ってるを知ってるし、おーくらが亮と浮気してるのも知ってる。 色々相談させてもらってんねん。 「うん…僕ね今日賭けてみようと思うねん」 「そうか。まっ、なんかあったらこのすばる様が慰めたるわ」 「ふふ、ありがと」 優しいなぁ…こんなにいい友達おるだけで幸せ者やな僕。 「撮影再開しまーす」 「あ、はーい!」 仕事は仕事やしちゃんと切り替えてがんばろ。 迷惑かけられへんもん。 .
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!

639人が本棚に入れています
本棚に追加