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しばらくして撮影終了。
渋やんと喋りながら楽屋に戻ると大倉と亮が仲良さそうに話てるのが見えて、とても胸が痛くなった。
大倉と話たいけど、いざとなったら怖くて一歩が踏み出されへん
「渋や…」
「やすがんばれ。逃げたら負けやで?」
「…うん」
「お前には俺がついてんねんから」
そやね。ここで逃げてたら何も変わらんもん、勇気ださな
「おーくら、ちょっといい?」
「なに?今亮ちゃんと喋ってんやけど」
「今日の9時に家の近くの公園きて。用事あるんやったら何時でもいい、待ってるから」
「わかった」
最初から最後まで鬱陶しそうな顔と冷たい声。
返事してくれたけど来てくれるかな?
‥‥ううん、きっと来てくれる。今日はおーくらのこと信じきるって決めたから信じる。
「‥ほんまに体調悪いやろお前」
「ちょっと頭痛いだけやから大丈夫」
ほんまは目眩もしてるし吐き気もしてる。
でもこれ以上渋やんに迷惑かけられへん
「無理すんなや?なんかあったら電話せぇよ」
「うん、ありがとう。じゃぁ、帰るわ」
今日はこれで仕事終わり。家帰って薬飲んでちょっと寝ようかな
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