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タクシーで家に帰ったのが4時過ぎ。
帰ってすぐ寝ちゃってたみたいで起きたら8時過ぎてた。
‥おーくらまだ仕事かな?
一応半年ぐらい前から同居してんの。
最近おーくらは週に2回ぐらいしか家に帰ってこんねんけどね
「ちょっと早いけど行こ」
暖かい格好をして公園に向かった。
外は珍しく雪が降ってておーくらと見たかったな、とちょっと虚しくなる。
「…寒いなぁ」
なんとなく熱々のポタージュが飲みたい。
なんぼ暖かい格好してても、雪降るぐらいやしめっちゃ寒い。
ちょっと頭痛ひどなったかも…なんかふらふらするし
「風邪…かな」
そんなことをしばらくぼーっとしながら考えていると、立ってるのが辛くなってきたから近くにあるベンチに座った。
時計を見ると9時を過ぎていた
「やすっ」
「ん、え?」
あれ、渋やんがおる。
僕、寝ちゃってた…てか今何時?
「…1時」
「へ?」
「今、夜中の1時」
もうそんな時間か…おーくら来てくれへんかったんや‥
「渋や…」
「え、ちょっ、やす?!」
頭がぼーっとなって、あわあわして心配そうな渋やんの顔を見ながら意識を手放した
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