∞×紫

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横山side こんにちは、横山裕くんです。 みなさんちょっと聞いてくださいよ、僕の大切な大切な雛ちゃんが‥‥うわぁああ!← 「雛ぁ、膝貸して~」 「信ちゃん次のオフ旅行いけへん?」 「丸ちゃんずるい!俺も行きたいっ」 「村上くん頭痛いねん。癒して?」 「亮きもーい」 「雛ちゃんプーさん貸したる~」 「ちょ、お前らなんやねん」 上からすばる、丸、大倉、どっくん、やす、内、雛。 すばるは雛の膝で寝てるし、亮なんかソファーに座ってる雛を後ろから抱きしめてんねんで? 他の4人もべたべたべたべたと‥あぁ、目眩してきた。 お・れ・の!雛やねんぞ!!って言ってやりたいんですが、大人なんで我慢……できません 「おいお前ら離れろ!お・れ・の!雛やねんぞっ」 「はぁあ?お前なんぞに雛をやった覚えないわ!」 うおっ、寝てたはずのすばるがすごい剣幕で攻撃してきた! 「少なからず、すばるではないやろが!」 「‥雛‥横がいじめる…」 「横もすばるもいい加減にしぃや。子どもちゃうねんからしょーもないことで喧嘩すんな」 雛冷たい…今かなりダメージくらった。 すばるなんもなかったみたいにまた、雛の膝で寝始めてるし 「村上くん頭痛い…」 「亮いけるか?薬もらってきたるわ」 村上さん、どっくん仮病やで仮病。 さっき廊下で走り回ってたで。って言おうとしたけど、どっくんの場合、後が怖いんで黙っときます。 「んーん。それは大丈夫」 「そうか…あんま無理すんなよ?」 「うん、ありがと」 あああ、頭を撫でるなぁああっ!! 何回も言うようやけど雛は俺のじゃ! .
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