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「あ、もしもし?」
『おー、やっとかけてきたか』
「‥なんで言ってくれなかったんですか?」
『すまんな、こっちにも色々あんねん。』
「まぁ、いいですけど‥」
『で?なんか聞きたいことあったんやろ?』
「そうや、世話ってどうすればいいんですか?」
『人間扱いでいいでー。言葉も自然に覚えるから3ヶ月程度で俺らみたいに話せるようなるわ』
「へえー。」
『体調とか悪なったらまた俺んとこ来てくれたらええよ』
「わかりました。」
『あ、よこ!お前またきゅうり‥ちょ、待てやぁああっ』
叫び声と共にブチっと切れた電話。
よこって人きゅうりどうしたんやろ?
てか、ただって不思議な生き物。
犬から中途半端な人間なったし話せるし‥ま、可愛いし害なさそうやから別にいいけど
「しょー、た」
「ただ?起きてもうたん?」
床で丸まって寝てたけどのそのそ起き上がってきた。
いや、ベッド連れていこ思ってんけど重すぎて無理やってん。
ちゃんと布団かけたし大丈夫かなーって ←
「う、‥くぁ~っ」
ぎゅって痛いぐらいに抱きついてきて大きな欠伸
「一緒に寝る?」
「‥わう」
コクリ、て頷いたただと一緒にベッドに入る
「おやすみ」
「おや、す‥?」
「み」
「おやす、み?」
「そうそう」
「しょーた」
「ん?」
「おやすみ」
「ふふ、おやすみ」
これから先ちょっと、いや、だいぶ不安もあるけど
なんかただとやったらやってけそうな気がする。
とりあえず服と下着買いにいかなあかんな。
つづく。
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