-決まった朝-

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私は、お父さん、お母さんの言葉を待つ。 太志:『佐代子は、郁未の思いを、受け継いだんだな(笑)』 お父さんが優しく笑ってる。 郁未:『そうね(笑)』 太志:『佐代子。 お前も郁未も、心理士の資格を持っている訳ではない。 郁未は、学校内での相談室を開いてる。 だから、心理士みたいに、学校内以外の人間に、安易に心理士みたいな事はしてはならない。 佐代子はそれでも良いのか? 学校内の生徒にしか、教えていけないぞ?』 佐代子:『それでも良いの。 欲張らない。 私は、これから大人になって行く、生徒達に教えたいの。』 太志:『解った。 校長先生には許可をとってある。 ただし、郁未が放課後を迎えるまでは、佐代子は相談室で待機。 勝手に、相談をしたら駄目だぞ。 解ったな?』 佐代子:『うん。』 太志:『父さんの親父が、学校を運営しているんだ。 親父にも許可をとってあるから。 親父さ、いつかは、近くの学校内にも相談室を設けるから、佐代子が回れるようになると良いなって言ってたぞ。』 佐代子:『私に?』 太志:『あぁ。 だから、郁未の元で、沢山の事を学べ。 良いな?』 佐代子:『うん!!』 そうして、佐代子の人生は、この日から変わった。
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