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佐代子:『私は、看護士と言う仕事に誇りを持ってる。』
太志:『うん。』
佐代子:『だけど、違うんだよね。』
郁未:『違う?』
佐代子:『うん。
私は看護士と言う仕事に就いたら、命の大切さを、教えて行けると思ってた。
でも、淡々と仕事して、時間になったら帰る。
その繰り返し。』
郁未:『うん。』
佐代子:『看護士の仕事は、人の命を助ける、手助けをする事だけど。
それも、素敵な事だけど、私の求めてる物とは違ってたの。
あんなに、意気込んで、看護士になりたいと言ったから、今更、辞めてお母さんの手伝いをしたいなんて、言えなかった。』
私が話し終わると、また、沈黙が部屋を包む。
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