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ガラッとドアが空く
俺もその音に反応してドアの方を見る
…
可愛い…
色白の肌
大きくかつ切れのある目
車イスに乗っているから身長は分からないものの
年齢は同い年か一個下くらい。
どうしよう…目を反らせなくなってしまった…
「は…初めまして…あの…私は桜葉柚子です…!」
声も可愛い。思わずクスっと笑ってしまった。
「初めまして。俺は高下慶紀だよ。」
お互いに自己紹介をして終わった。
久しぶりに病院で過ごす夜。
10時には消灯だからそれまでには眠らなくてはいけない。
看護師さんが来た
「もう電気消すわよー!おやすみ~」
完全に真っ暗になり静かになった。
「ック…ック…ック…」
…?
泣いてる…?
.
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