─プロローグ─

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雨が鬱陶しい…… 雷が鬱陶しい……… こめかみに垂れる汗が鬱陶しい………… 人を斬った後の返り血。 自分の周りに倒れている屍…… 前にいる敵を殺らなければ、自分が殺られる。 自分は何故こんな憂鬱な渦に巻き込まれてしまったのだろう。 嗚呼…憂鬱だ… 自分には哀調と言うものが無いのだろうか… ならば自分は…… 生きた屍だ………
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